さて、IT業界に就職した私の生活が始まります。
IT業界
全くの素人がIT業界に入社しました。
ちょうど入社したのが2月だったような気がします。
もちろん、新卒扱いではなく中途なんですが、社会人経験はあのブラック会社の2ヶ月半のみなので、ほぼ社会人生活は振り出しに近いですね。
ちょうど4月に4人ぐらい新入社員が入社してきたんですよ。
そして、そのメンバーと研修が始まりました。
まずはみんなでシステムを作り上げようということで、WEB勤怠管理システムを開発することに。
WEBシステムというとよくわからないと思うので説明すると、インターネットで色んなサイトみていると思いますが、サイトを見る媒体をインターネットブラウザーといって、ブラウザーを扱うシステムがWEBシステムといったところでしょうか。
HTMLという言語を使ってデザインを作ったりしてましたね。
研修でしたが、毎日結構遅くまでいたような気がします。
悪戦苦闘しながら、なんとかみんなで分担して、開発、テストして勤怠管理システムを作り上げました。
呪文のように見えるコードを書いて、表示してデザインを確認して、またコードを修正するといった感じで、ITの仕事は非常に細かい作業だと感じましたね。
一文字間違えただけでエラーになるんですよ。
プログラムは一箇所のミスも許してくれないんです。
結構な厳しさですよね。
不具合が出てどこが原因か特定できなかったり、苦しんでわからないと投げたりするのですが、翌日の朝に来ると、一瞬で分かったりもするんです。
夜は疲れているのでそういうことが多々あります。
研修が終わり、いよいよある仕事に配属されることに。
そして、私がIT業界の辛さを思い知ることになるのです。
IT業界の特徴
入った会社で最初に配属された仕事は受託案件の仕事でした。
受託案件とは、簡単に説明すると会社で仕事を受け持ち、自社で開発することですね。
朝は満員電車に乗って、9時に出社して、これが社会人かーとい思いながら仕事しておりました。
最初はプログラムも書けないので、テスト仕様書とか作ったんでしょうか。
もくもくと仕事をして定時の17時半になりました。
ところが、皆さんいっこうに帰る気配がありません。
あれ、残業するのか??
研修時は定時にも帰ったりしておりましたが、仕事となるとみんな帰らないので、先輩達を差し置いて「お先に失礼しま〜す」なんて言えない状況でした。
そして毎日、だいたい22時ぐらいはいたと思います。
一回、定期券買おうと21時ぐらいに帰った時があったんですよ。
その時、先輩にちゃんと説明しなかったんですね。
そしたら翌日、先輩に「何、勝手に帰ってんだ!」と怒られてしまいました。
日本特有の自分の仕事が終わってもみんなと協力して仕事するという文化。
アメリカやヨーロッパとかでは考えられないと言われますが、日本ってほんと人のことを気にするというか、みんな同じじゃないとだめというか、仕事し過ぎでしょと新人ながら思いました。
のちに配属される自社以外の会社でITの特徴を痛いほど見ることになるのですが、自社での仕事はまだITっていう雰囲気はなかったんですよね。
今振り返ると、社員の人が喋るのが好きな人ばかりだったという印象です。
実際、IT業界の社員って喋らない人多いというか暗い人が多い印象なのが、自社の社員は明るいんですよね。
また、入った会社は飲み会も定期的に行ったりと、一緒に入った同期と一緒に飲んだり、遊んだりしてましたね。
仕事は遅くまでが多かったですが、会社の人間には本当に恵まれていたと思います。
今振り返ると、この会社で関わった人達は、今は直接は会っておりませんが、SNSなどでは繋がっております。
人間関係は良かったので、なんとか未経験ながら仕事をこなしておりました。
いつ配属先が変わったか全く覚えてないのですが、そんなこんなで、初めて行った仕事から次の仕事に配属されることに。
ここからが地獄の始まりというか、本当のIT職場を垣間見ることになるのですが、その話は次のパートでお話します。